2010年2月アーカイブ

Flash vs HTML5

Ipadの発表によって、期せずして盛り上がってしまったFlashとHTML5の議論について、完全に後だしじゃんけん的な感じもありますが、個人的な感想です。

1. Flash Playerについて
オープニングビデオが「煩わしい」からFlashが嫌だという的外れな意見は別として、「PluginとしてFlash Playerを入れなくてはならない」のでFlashは嫌だという指摘は、納得出来ます。デファクトスタンダードとしてほとんどのマシンにインストールされているものの、やはりプラグインはプラグインです。FlashがFlash Playerなしで、つまりHTML5として動けば、それがベストなのではないでしょうか。
動画の問題があるにしても、決してできない事ではないと思います。

2. オーサリングツールとしてのFlash
Flash のオーサリング能力は、非常に高いものがあると思います。現状では、AjaxやHTML5で、Flashで制作したサイトと同じ様なサイトを作ろうとした場合、Cross Browserの処理に非常に時間がかかります。WEBの開発者にとってCross Browserの適用にかける時間ほどやっかいで、無意味なものはないと思います。オーサリングツールとして考えると、そのような無意味な時間が最小限ですむFlashが採用され続ける事は間違いの無い事でしょう。

3. Flashの今後(期待)

HTML5にもFlashもどちらがどちらかを完全に駆逐することはあり得ないと思いますが、FlashがHTML5の要素を上手く取り込んでくれれば良いなと思います。HTML5以外にも、外部のマークアップ言語をうまく取り込む様なインターフェイスとしての働きをFlashがしてくれると、ウェブの開発者は、本質的な作業に集中出来るようになります。
ARやGeo系のタグなど、今後web上で扱われる情報や、それを記述する言語は多種多様になってくると予測されます。それらをインテグレートしたオーサリングツールとしてFlashが発展してくれると、非常に面白いなと思います。



ARの可能性

セカイカメラや電脳コイルで注目を浴びているAR技術ですが、広告やインスタレーションの世界でも少しずつ取り入れられるようになってきました。

今年発展が考えられるキャンペーンの方向性を2つに分けて、過去に行われたプロジェクトのなかからおもしろそうなものをまとめてみました。

[1]パーソナルデバイスを使ったARとキャンペーンの融合

これは、Iphoneなどのスマートフォンの普及によるところが大きいと思います。

BMWのARキャンペーン




バーチャル試着




AR Tシャツ (T-post)






[2]ビルの壁面等を利用したARキャンペーン

壁面を利用したプロジェクション

555 KUBIK_ extended version from urbanscreen on Vimeo.



Hand from Above

Hand from Above from Chris O'Shea on Vimeo.


Primal Source

Primal Source (video documentation) from haque d+r on Vimeo.


BigShadow

最も早くAR的な要素を含んだ広告キャンペーンじゃないかと思います。


2010年は、この2つのAR的な要素を利用した広告キャンペーンが本格的に増えてくるのではないかと思っています。何か1つでもプロジェクトに参加したいなと思います。



雷神波乗り人

RISNの吉野さん達が手がける「雷神波乗り人」のサイトが更新されました。

第二弾ドキュメンタリー映像は
湘南・鵠沼から世界を目指す
等身大のプロサーファー善家尚史

だそうです。

このサイズで、このクオリティーの動画が再生されると圧巻ですね。
F4Vのフォーマットを利用しているという事ですが、このフォーマットはかなりいいですね。

このクオリティーでドキュメントの映像がサイトに普通に載るようになると、ウェブサイトがますますメディアの中心として機能するようになるのではないでしょうか。

Youtubeにも上がっていますが、本サイトがお勧めです。

http://www.r-sf.jp/

どんどん波乗り人が追加されて行くそうなので、楽しみにしてます。

プロフィール

山崎 薫 (株)スパーズ
http://www.spurs.jp/

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